西洋医学だけでなく、様々な療法でがんと立ち向かい、人間まるごととらえるホリスティック医学を提唱する帯津良一先生が、新型コロナ騒ぎのなかで、「免疫力アップ」の大切さを語っています。 (『週刊朝日』5月1日号~AERA dot.掲載記事より)
帯津良一 先生
帯津三敬病院 名誉院長(医学博士)
東京大学医学部卒、医学博士。東京大学第三外科、都立駒込病院外科医長を経て、1982年帯津三敬病院(埼玉・川越市)開設。続いて2005年には帯津三敬塾クリニック(東京・池袋)を設立。中西医結合医療を実践し、ホリスティックなアプローチによるガン治療の草分けであり、世界的権威として知られる。西洋医学はもちろん、さまざまな治療法を実践。ホメオパシー、気功、漢方薬、鍼灸、食事療法、心理療法、健康食品などの代替医療を積極的に取り入れている。帯津三敬病院名誉院長、日本ホリスティック医学協会会長、世界医学気功学会副主席、上海中医薬大学客員教授などとして世界的に活躍中。
「コロナ騒ぎで世の中が暗くなっているときだからこそ、明るい笑顔で過ごした方がいいのです」と帯津先生が、「笑顔だと免疫力が高まる」という研究試験を紹介しています。
この「笑いと免疫力」の関係を長く研究している伊丹仁朗先生(すばるクリニック院長)は、帯津先生と古いつき合いがあり、がんを予防し、克服する生きがい療法を提唱されています。「笑うだけで、笑顔をつくるだけで免疫力が高まり、がんなどの病気を予防できる」という実験をされています。結果では、笑いの前と後では、免疫力の低かった人は上昇し、高かった人は正常に近づいた」ということです。
「ウィルスで不安になったら、鏡と向い合って、大いに笑いましょう」と帯津先生は結んでいます。