西洋医学だけでなく、様々な療法でがんと立ち向かい、人間まるごととらえるホリスティック医学を提唱する帯津良一先生が、新型コロナ騒ぎのなかで、「免疫力アップ」の大切さを語っています。
帯津良一 先生
帯津三敬病院 名誉院長(医学博士)
東京大学医学部卒、医学博士。東京大学第三外科、都立駒込病院外科医長を経て、1982年帯津三敬病院(埼玉・川越市)開設。続いて2005年には帯津三敬塾クリニック(東京・池袋)を設立。中西医結合医療を実践し、ホリスティックなアプローチによるガン治療の草分けであり、世界的権威として知られる。西洋医学はもちろん、さまざまな治療法を実践。ホメオパシー、気功、漢方薬、鍼灸、食事療法、心理療法、健康食品などの代替医療を積極的に取り入れている。帯津三敬病院名誉院長、日本ホリスティック医学協会会長、世界医学気功学会副主席、上海中医薬大学客員教授などとして世界的に活躍中。
新型コロナウィルス感染症が起きてから、免疫力への関心が高まっています。免疫とは文字通り、「病疫」から「免」れることですから、注目されてきたのも当然でしょう。
新型コロナウィルスに感染しても、症状が出る人と出ない人の違いについて、「免疫力」が注目されています。若い人は免疫力が高いので無症状の人もいて、高齢者は重症化しやすいというデータがあります。
漢方医学の第一人者でもある帯津医師は、中医学(漢方医学)は長い歴史のなかで、ずっと免疫(自然免疫)を重視してきた医学といいます。そして、自己の生き方を見直して、免疫力を高めることをすすめています。